活動報告

自分自身が決断する人生❷

2017/02/16

親御さんから見れば、「その都度、子供自身が決めてきたはず。私たちはアドバイスをしてきただけ」と言われるかもしれません。

 

ただ、敏感で繊細、真面目な生徒さんの場合、親の気持ちを読み取り、納得してもらえるような決断をしてしまうケースが多いようです。

 

つまり、生徒さん自身が決断しているように見えて、実はそうでなかったということです。

 

「まるで他人の人生を歩んでいるようだ」「オレの人生を返して欲しい」と、常に違和感を抱きながら生きることが、どれだけのストレスを生むかは想像に難くありません。

 

たとえ、今はまだ何とか自分を保ちながら日々を送っていても、不満やストレスを抱えながら進んでいく人生は、「いつ爆発するか分からない爆弾を抱えながら生きる人生」と言い換えられるかもしれません。

 

続く。

 

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自分自身が決断する人生❶

2017/02/15

みんなの家庭教師は、今年の春から18年目に突入します。今までの17年間、約500人以上の生徒さんに接し、その人数と同じ数のお家を伺いました。

 

伺った家の数件に一件程度の割合で、部屋や廊下の壁の所々に穴が空いていました。後々に話を聞くと、だいたいは、 生徒さんがイライラして、腹いせに蹴ったりして出来た穴が多いようでした。

 

他には、携帯電話を真っ二つに割って壊したり、ゲーム機本体を粉々に破壊したりするケースも見かけました。

 

さらに悪化した状態になると、家庭内で暴れ出し、家族の数人が別の場所への避難を余儀なくされるケースもありました。

 

程度の差こそあれ、不満のエネルギーが外へ向かう生徒さんは、何かに八つ当たりすることで発散します。

 

不満の対象は様々ですが、「過去の親の行為に対する不満」を爆発させるケースを多く見かけます。

 

「小学校の時に無理やり塾に行かされた。本当は友達ともっと遊びたかったのに」

 

「本当は文系に進みたかったけど、理系に進むように言われた」

 

「進学校に入学したけど、本当は違う高校へ行きたかった」

 

続く。

 

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回復へ向かわせるために

2017/02/14

生徒さんが不登校になり、家にひきこもっている時、家庭教師などの第三者に会うことが難しいケースはよくあります。

 

そのようなケースにおいては、基本的に、生徒さんが「誰かに会っても良いかな」という状態に回復するまで待つしかありません。

 

本人の意思を無視して強引に会ってしまうと、後々やっかいな事になりやすいです。

 

個人差はありますが、数ヶ月〜半年、または一年〜二年かかる場合もありますが、多くの場合は会うことが可能になります。

 

みんなの家庭教師では、可能であれば、実際に生徒さんに初めてお会いする前に、LINEで自己紹介を済ませることもあります。そうすることで、最初に会う時の緊張感を和らげることができるからです。

 

また、生徒さんによっては、会うことを約束していた時間になって、「会うことはやっぱりできない」となるケースも割と多いです。そういった場合でも、再び会う日を決めて、根気強く待つことで必ず会うことはできます。

 

経験則から言えることは、「親御さんが勝手に誰かに会わせる日を決めてしまったり、会うことを無理強いしたりしてはいけない」ということです。

 

我が子への愛情が、「我が子への支配」になってしまうことを防ぐためにも、決して先回りしないことを心がけて頂きたいです。

 

それが保たれるのであれば、本来誰もが持っているであろう、回復へ向かう力が出てくると信じております。

 

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『親の会』で見える景色

2017/02/13

みんなの家庭教師の活動報告では、「来週開催される『親の会』のご案内」を定期的に掲載しております。

 

みんなの家庭教師が紹介している親の会は、親身になって話を聴いて頂ける親の会ばかりです。初めて会を訪れる方に対しても、温かく迎えてくれます。

 

「人前でうまく話せないので。。」と言われる方は、無理に話そうする必要はありません。他の親御さんたちの話を聴くだけでも良いと思います。きっと何か収穫があるはずです。

 

他の親御さんから様々な不登校の事例を聴いたり、情報交換したり、アドバイスを聞いて励まされたりと、大変有意義な時間を過ごすことができます。

 

不登校関連の書籍を読んだり、講演会で話を聞いたりするのも良いですが、同じ苦しみを共有する人と出会うだけで、その苦しみはいくらか軽減され、癒されます。

 

また、不登校は生徒さんだけの問題ではなく、親御さんも含めた「その御家庭全体の問題」です。

 

親の会に行き、多くの親御さんの話を聴くことによって、一人だけでは気付かなかったことにも気付きやすくなります。

 

カメラで例えるなら、一つの画素数だけではボンヤリとしか見えなかった景色が、多くの画素数でハッキリ見えるようになる景色がきっとあるはずです。

 

生徒さんはもちろん、その親御さんも「一人きり」にならないように、今後も「親の会」の情報を伝えていきます。

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2017/02/12

来週2月22日の水曜日は加賀市で、「いまここ親の会」が開かれます。

 

いまここ親の会は、ひきこもりや不登校に関する取り組みを行っています。

 

現在、悩まれている親御さんだけでなく、過去にひきこもりを経験した若者も参加されますので、非常に参考になる話を聴くことができます。

 

また、代表の林さんを中心に、親身になって話を聴いて頂けますし、とても話をしやすい雰囲気ですので、初めて参加される方も安心です。

 

関心のある方は、ぜひご参加ください。

 
2月22日(水)
いまここ親の会
場所 : 加賀市山中温泉西桂木町ヌ26加賀市消防署山中分署近く
時間 : 午後7時30分〜
会費 : 500円 (会員の方は100円)
電話 : 070-5633-2667
E-mail : dekunobodo@yahoo.co.jp
代表 : 林昌則
◎場所・日時は変更になる場合があります。参加される前に電話でご確認ください。

 

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また、来週2月23日の木曜日に、津幡町で発達障害児の親の会クローバーが開かれます。

 

あたたかい雰囲気で、親身になって話を聴いて頂ける会です。初めて参加される方も、安心して話すことができます。

 

無料で参加できますので、津幡町以外の方もお気軽にご参加ください。

 

2月23日(木)
津幡町発達障害児の親の会 クローバー
場所 : 石川県河北郡津幡町加賀爪二3番地 津幡町役場となり福祉センター1階相談室
時間 : 午前10〜12時
会費 : 無料ですが、一人一つお菓子を持参
電話 : 076-288-6276
備考 : 当日参加OKです

 

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学校に復帰しやすい環境をつくる❸

2017/02/11

また、学校に復帰しようとする過程で、その日によっては、「しんどい状態」になる時があります。

 

そのような状態の時に、「今、しんどい。。」と、自分の気持ちを吐露できる相手がいることは、非常に大切です。

 

みんなの家庭教師は、それを意識して、生徒さんが気持ちを吐露できる雰囲気づくり、環境づくりを、普段からおこなっております。

 

辛く、しんどい時に、自分の気持ちを誰かに話すことができれば、表情は明るくなり、その後の行動も前向きになりやすいです。

 

たとえ、会って気持ちを話せない時でも、LINEを通して生徒さんの気持ちを、いくらか受けとめることも可能です。

 

今後も、生徒さんにとって、「自分の気持ちを打ち明けやすい相手」が、みんなの家庭教師となり続けるように、勉強と気持ちの両面でサポートをおこない、学校に復帰しやすい環境を整えていきます。

 

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学校に復帰しやすい環境をつくる❷

2017/02/10

学校に復帰するとしても、いきなり毎日通うのは負担が大きいです。再び通えなくなると自分自身に失望してしまい、余計に学校から遠ざかってしまいます。

 

LINEの添削指導を始める時と同じように、まずは無理なく通える曜日や時間帯を決めて、少しずつ慣れていくことが大切です。

 

中学生の場合、どうしても中学卒業時期までに、学校復帰を間に合わせようとする力が周囲から働きがちになります。

 

しかし、無理させてしまうと、中学卒業後に、しんどくなってしまい、せっかく高校に進学しても途中で通えなくなる方も多くいらっしゃいます。

 

生徒さんにとって、中学卒業が本当のゴールではありません。

 

中学校の先生方に求められることは、学校に復帰しようとする生徒さんの調子が、どれだけ良さそうに見えても、オーバーワークにならないように慎重に復帰を手助けすることです。

 

続く。

 

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学校に復帰しやすい環境をつくる❶

2017/02/09

みんなの家庭教師が心がけていること、こだわっていることは、指導時間が終わった後に、生徒さんが『スッキリした状態』になっているかどうかです。

 

週一度の指導の場合、生徒さんにとって、その週に嫌な出来事があって落ち込んでいても、みんなの家庭教師の時間が終了した後は、「いくぶん明るく前向きになれるように」と意識しています。

 

別の言い方をするなら、週に一度、リセットボタンを押すことで頭の中が整理された状態が、『スッキリした状態』です。

 

『スッキリした状態』になってもらうために、「勉強に関して理解できた」という部分はもちろんですが、「自分の話をしっかり聴いてもらえた」と生徒さんに感じてもらう部分を大切にしています。

 

これまでに、不登校だった生徒さんが学校に復帰された事例を一つ一つ振り返ると、何の前触れもなく、急に復帰する方はいませんでした。

 

家族や友人以外の第三者である、みんなの家庭教師に定期的に会い、『スッキリした状態』を繰り返すうちに、少しずつ自信が芽生え始めたように感じます。

 

言いかえると、第三者に話を聴いてもらう時間や、他の生徒さんの多くの事例を知って励まされたり安心したりする時間が積み重なるうちに、気持ちに余裕が生まれてきた感じです。

 

個人差はあるものの、その生徒さんにとっての適切な時期に、再び学校に意識が向かい始めます。

 

続く。

 

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合格発表‼︎

2017/02/08

先週1日に行われた私立高校入試の合格発表が、今日までに全ての私立高校で終了しました。

 

みんなの家庭教師の生徒さん達も、今日までに全員合格し、ホッと胸をなでおろしているところです。

 

小学5年生から約5年間、全く学校に行くことができなかった生徒さん、去年の12月まで「絶対に高校受験なんかしたくない」と言い張っていた生徒さん、高校入試の予行練習を兼ねた石川県総合模試の当日、どうしても試験会場に入ることができず泣き出してしまった生徒さんも、全員合格し、嬉しい報告をしてくれました。

 

私立高校を専願で受験された生徒さん達は、今日で受験が終了しました。4月上旬にある入学式までの約2ヶ月間は、緊張から解放されて心身をゆっくり休めることができます。

 

もちろん、4月が近づくにつれて、期待と同時に不安も大きくなるかもしれません。

 

それでも、中学生まで不登校だった生徒さん、もしくは不登校ぎみだった生徒さんが、高校に進学し、環境が変わることによって、普通に通学できるようになった事例は多くあります。

 

今回の受験を通して大きく成長した生徒さん達が、次の新しい環境で、さらに成長してくれることを期待したいです。

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2017/02/07

来週2月17日の金曜日午後2時から、金沢市の「おーぷんはうす」でお茶会が開かれます。

 

いつもながらの暖かい雰囲気の中、ゆったりと話を聴いて頂ける会です。

 

27年間継続してきた会だからこその安心感で、どんな内容の話にも親身に対応してくれます。

 

また、親御さんだけでなく、子供たちの参加も多い会ですので、子供目線での話を聴けるメリットもあります。

 

お好きな時間に、ぶらりとお立ち寄りください。

 

なお、おーぷんはうすは、2016年11月23日、金沢市文化ホールにて、『金沢市ともしび賞』を受賞されました。金沢市ともしび賞とは、長年にわたり、福祉奉仕活動を続け、地域の福祉の向上に著しく貢献していると認められる個人又は団体の功績を讃えるものです。

 

2月17日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時ごろ
会費:300円
電話:090-5175-5432

 

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また、小松市では、同じ日の2月17日の金曜日に、午後7時30分から「親の会 KO-まつ」が開かれます。

 

「えいむ石川」は昨年12月から「親の会 KO-まつ」へと名称が変更になりました。場所は今までと同じですが、開始時間が午後7時30分〜になります。また、会費は500円から100円になり、非常に参加しやすくなりました。ご夫婦で参加されたとしても、合計200円です。

 

会の雰囲気や参加される親御さんたちも、「えいむ石川」を引き継いでいますので、今までに参加されたことがある親御さんたちも安心して参加できます。

 

「親の会 KO-まつ」は、「子供を待つ」と「小松」の二つの意味がかけられています。

 

親はつい先回りして、子供にいろいろ言ってしまいがちです。でも、それが子供の気持ちに沿ったものでないと逆効果になります。「親の会 KO-まつ」は、「子供を見守り、子供を待つ意識を保つこと」が、子供が元気になるために必要であると考えています。

 

初めて参加されたある親御さんは、「初参加でしたが、親切に温かく迎えて頂いたので、とても話しやすかったです。また参加したいと思います」と話されていました。

 

ぜひ、ご都合の良い時間帯にご参加ください。

 
2月17日(金)
親の会 KO-まつ
場所:小松市こまつまちづくり交流センター
時間:午後7時30分〜午後10時
会費:100円
電話:090-5175-5432

 

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