活動報告

「学校第一」から「生徒第一」の姿勢へ❷

2017/02/25

「不登校とは、多様な要因・背景により、結果として不登校状態になっているということであり、その行為を「問題行動」と判断してはならない。不登校児童生徒が悪いという根強い偏見を払拭し、学校・家庭・社会が不登校児童生徒に寄り添い共感的理解と受容の姿勢を持つことが、児童生徒の自己肯定感を高めるためにも重要であり、周囲の大人との信頼関係を構築していく過程が社会性や人間性の伸長につながり、結果として児童生徒の社会的自立につながることが期待される。」

 

 
これは、2016年9月14日に文部科学省から通知された「不登校児童生徒への支援の在り方について」の一部抜粋です。

 

この通知のおかげかどうかは分かりませんが、数年前に比べると不登校に対して理解が進み、寛容に対応してくださる学校が増えているように感じていました。

 

「学校第一」の姿勢から「生徒第一」の姿勢に、少しずつ変わってきているのかもしれません。

 

しかし、今回の件があったように、先生それぞれによって対応が違うこともあるようです。

 

敏感で繊細な生徒にとっては、周囲の大人の一言で、勇気づけられ励まされることがある反面、絶望を感じるくらいの不安を感じてしまうこともあります。

 

それらを理解したうえで、丁寧に対応していくことが求められます。

「学校第一」から「生徒第一」の姿勢へ❶

2017/02/24

先日、週に一度お会いしている生徒さんが、ひどく落ち込んでいるように見えたため、その理由を尋ねたところ、「担任から、『進級後の4月以降は、もっと学校へ来なさい』と強く言われた」と打ち明けてくれました。

 

現在、その生徒さんは、週に一度、調子が良い時は週に二度は学校へ通っています。せっかく本人のペースで通っているのにもかかわらず、担任は、生徒をひどく落ち込ませるような伝え方をしてしまったようです。

 

担任の立場で考えると、生徒を激励したつもりなのかもしれません。しかし、その方法が全ての生徒において当てはまるわけではありません。

 

繊細で敏感な生徒に対する伝え方を、もっと理解しておく必要があります。

 

ところで、昨年2016年9月に文部科学省から出された通知をご存知でしょうか?

 

続く。

不登校 Q&A

2017/02/23

26.「不登校だった息子が、私立高校の特別進学コースに合格しました。息子はもちろん、私たち親も非常に喜びました。しかし、その後、息子は『公立高校受験も頑張る』と言ったのにもかかわらず、入試の過去問の難しさに、すっかりやる気を失くしています。また、それを見かねた父親が余計な口出しをしてしまったこともあり、腹を立ててしまったようです。どう接すれば良いでしょうか?ちなみに、息子は大学へ進学したいそうです」

 
私立高校合格、おめでとうございます!

 

今まで、学校に十分に通っていなかったにもかかわらず、受験会場に行き、5教科全てを受験したこと自体が素晴らしいです。そして、何より見事合格したわけですから、本当に良かったですね。

 

次の公立高校入試に関しては、息子さんの立場で見た場合、高校受験を通して感じたり思ったりすることは、きっと多いはずです。それ自体が、息子さんにとって大きな収穫だと言っていいと思います。

 

つまり、数年先の大学受験へ向けて、「高校受験という体験」そのものが大きな戦力になるはずです。

 

まずは、親御さんご自身がそれらを理解されることが第一です。そのうえで、親御さんができることは、入試当日に息子さんが体調万全にいられるように、食事面や生活面などでサポートすることです。

 

現時点においてのマイナス面に目を向けるより、今までに起こったポジティブな面に目を向けることで、親御さん自身の表情が明るくなり笑顔が増えます。

 

親御さんの笑顔は、受験直前の息子さんに伝わり、きっと安心感を与えるでしょう。

 

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平成29年度 公立高校入試の中間倍率が発表されました!

2017/02/22

来月の3月7日・8日に行われる公立高校入試の中間倍率が発表されました。

 

なお、出願変更の受付は、2月24日〜2月28日まで行われ、確定倍率は2月28日に発表される予定です。

 

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フリースクール 『リスタ金沢』のホームページについて

2017/02/22

フリースクール「リスタ金沢」

 

住所 : 〒920-0831 石川県金沢市東山3丁目31-19 3階
電話番号:076-224-5374(事務局)
メールアドレス : restarkanazawa@gmail.com

 

ホームページ : https://restarkanazawa.wixsite.com/resta

 

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金沢市に新しいフリースクールが開設されます!

2017/02/21

不登校の児童生徒を受け入れるフリースクール、「リスタ金沢」が今年の4月から、金沢市東山3丁目に開設されます。

 

全国的に増えている不登校の子どもは、平成27年度末時点で、石川県内において小中学生だけでも1200人を超えています。

 

「リスタ金沢」の代表である、かほく市の男性は、長女が不登校だったこともあり、「安心して通える学校をつくりたい」という思いで、今回のフリースクール開設に至ったそうです。

 

現在、県内のフリースクールは、同じ金沢市内に、「ワンネススクール」と「リュフト」がありますが、それらに続くフリースクール開設になります。

 

不登校の生徒さん達にとって、居場所の選択肢が増えるのは非常に喜ばしいことです。「リスタ金沢」の詳細が分かりしだい、今後もお伝えする予定です。

『うちの子 不登校ですが何か?』

2017/02/20

来月、3月4日(土)に、「ベスタの会」が主催する研修会、『うちの子 不登校ですが何か?』の「Part5」が開かれます。

 

今回は、パネルディスカッションと交流会「子どを見守る親の役割と学校との連携」です。

 

親や学校の役割を、パネラー達と一緒に考えてみませんか。

 

今回のパネラーは、広村厚子さん(ペアレントメンター、不登校の親の会ホットミルク)、山美弥子さん(やすらぎの会 代表)、徳井久康さん(みちくさの会)、藪下佳代さん(ベスタの会 代表)です。

 

関心のある方は、ぜひご参加ください!

 

お電話かホームページより、事前申し込みをお願いします。

 

この研修会は、(公財)いしかわ結婚・子育て支援財団補助事業として、不登校児の親、支援者、不登校に関心のある人のコミュニティ作りと、地域の関連団体の連携を目的に開催します。

 

日時 : 3月4日(土)10:00〜12:30
場所 : 金沢市粟崎町4-80-1 ものづくり会館
対象:不登校児の親、不登校に関心のある方、支援者
参加費:300円
お問い合わせ : 090-8268-1062

 

◎お申し込みはホームページからも可能です。
http://ameblo.jp/vesta2009

 

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2017/02/19

来週27日の月曜日に津幡町で、「ホットミルク」が開かれます。

 

平日の午前中に開かれる会なので、土日が忙しく、夜も仕事で都合がつかない方にとっては参加しやすいのではないでしょうか。

 

アットホームな雰囲気で話を聴いてもらえて、しかも参加費は無料なので、初めての方も参加しやすいと思います。

 

時期に合わせて、親子で参加できるイベントも行っていますので、関心のある方はぜひご参加ください。

 

2月27日(月)
津幡町不登校の親の会 ホットミルク
場所:石川県河北郡津幡町加賀爪二3番地 津幡町役場となり福祉センター1階相談室
時間:午前10〜12時
会費:無料ですが、一人一つお菓子を持参
電話:076-288-6276
メール oyakosaron@po4.nsk.ne.jp

 

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来週3月3日の金曜日午後2時から、金沢市の「おーぷんはうす」でお茶会が開かれます。

 

いつもながらの暖かい雰囲気の中、ゆったりと話を聴いて頂ける会です。

 

27年間継続してきた会だからこその安心感で、どんな内容の話にも親身に対応してくれます。

 

また、親御さんだけでなく、子供たちの参加も多い会ですので、子供目線での話を聴けるメリットもあります。

 

お好きな時間に、ぶらりとお立ち寄りください。

 

なお、おーぷんはうすは、2016年11月23日、金沢市文化ホールにて、『金沢市ともしび賞』を受賞されました。金沢市ともしび賞とは、長年にわたり、福祉奉仕活動を続け、地域の福祉の向上に著しく貢献していると認められる個人又は団体の功績を讃えるものです。

 

3月3日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時ごろ
会費:300円
電話:090-5175-5432

 

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第7回石川県総合模試の結果

2017/02/18

「第7回石川県総合模試」の平均点は以下のようになりました。

 

英語 58.5点
数学 58.0点
国語 62.8点
理科 58.4点
社会 56.2点
合計 293.8点 

 
前回の平均点と比較すると、一気に50点も上昇しました。

 

入試の約1ヶ月前に実施された今回の模試は、今までより易しめでした。

明らかに、「受験生に自信をつけさせる」というねらいがあったと思われます。

 

それにしても、293点とは少々高すぎる気もしますが。。

点数だけで判断して、実力を勘違いしないようにして頂きたいですね。

 

3月7日から始まる公立高校入試まで、あと二週間あまり。

受験生全員が、万全の状態で入試に臨めるよう祈っております。

 

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自分自身が決断する人生❸

2017/02/17

親であれば誰でも一度は、様々な意味で「安定した人生を子供に生きて欲しい」と願うでしょう。

 

そのために、転ばぬ先の杖を出してしまいたくなる時があるかもしれません。

 

しかし、親が先回りして行動し、子供の決断を奪ってしまえば、子供が成長するために必要な機会、すなわち失敗する機会を奪ってしまいます。それは結果的に「子供の成長」を遠ざけてしまいます。

 

このことは、長い目で見た場合、子供に不安定な人生をもたらしかねません。

 

本当の意味で、自分自身が決断した感触がなかったとしたら、失敗したり物事がうまくいかなくなるたびに、常に誰かのせいにしてしまいたくなるでしょう。それを我慢し、暴れたくなるのを必死に抑えながら生きていくことは、相当なストレスです。

 

一方で、自分自身が決断したうえでの失敗ならば、たとえ一時的に凹み落ち込んでも、その後立ち直り、失敗を糧に成長しやすいはずです。

 

つまり、自分の人生を、自分の責任で引き受けられる人生にすることこそが、「真の安定した人生」と言えるのではないでしょうか。

 

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