活動報告

出席日数という圧力❷

2018/06/03

実際のところは、出席日数が少なくても入学できる高校はあります。さらに学力があれば、その数は増えます。

 

確かに、出席日数の多い少ないが内申点として影響する高校はあります。

 

ただし、それは毎年のように出願倍率が高い一部の公立高校に限った話で、全ての高校にあてはまるわけではありません。

 

また、多くの私立高校に関して言えば、学力があれば出席日数が少なくても合格できます。

 

みんなの家庭教師の生徒たちは、出席日数の少ない方がほとんどですが、学力がついたことで入学できる高校の選択肢が増えています。

 

気を付けなければならないことは、周囲の大人が安易に出席日数をふりかざし、生徒に余計な圧力をかけてしまうことです。

 

圧力をかけることによって、獲得できるメリットは何もありません。それで多くの生徒が通学できるようになるならば、不登校に関する問題はとっくの昔に解決しているでしょう。

 

特に、とても敏感な生徒に出席日数の圧力をかけてしまうと、身動きがとれなくなる可能性が高くなります。

 

圧力をかけられ、たとえ一時的に通学できても、長い目で見れば「百害あって一利なし」の事例がほとんどです。

 

周囲の大人は、その辺りの実情をよく知っておく必要があります。

 

A073230D-16AB-4F19-A937-FA7B206111DF

次回のcoconoma カフェ

2018/06/02

次回の『coconoma カフェ』は、あさって4日の月曜日に開かれます。

 

「coconomaカフェ」は、学校が苦手、不登校、行きしぶり、そんなお子さんを持つ親御さんが交流できる場所です。

 

「親の会よりも敷居が低いので、誰でも気軽にふらっと立ち寄れます」と、coconomaカフェの渡邊さん。

 

毎回、お茶やお菓子を味わいながら、リラックスして過ごせる居場所です。

 

ふらっと気軽に足を運んでみませんか。

 

【場所】金沢市小橋町2-17 ゲストハウス「KANAZAWA旅音」1階
【日時】6月4日(月)13:00〜15:00
【料金】300円(場所代として)
【問い合わせ】 coconomacafe@gmail.com (わたなべ)

【ホームページ】https://www4.hp-ez.com/hp/coconoma/page4/bid-407085(今までの「coconomaカフェ」の様子が分かります)

 

8D4ED4E1-C277-4214-84B3-FB5A9DB7E971

出席日数という圧力❶

2018/06/01

新年度が始まり、この4〜5月にかけて通学できなくなったことに対する問い合わせを多く頂きました。

 

その際、話を聴いているうちに、出席日数の話に及ぶことがよくあります。

 

高校はもちろんですが、中学の先生からも出席日数をひきあいに出されて、「このまま学校を休む日が続けば、内申書に響く可能性があります」と言われ、親御さんが不安な気持ちになることは珍しくないようです。

 

中学までは義務教育ですので、たとえ中学3年間全く通学できなかったとしても、中学を卒業できます。

 

ただ、「出席日数が少ないと内申書が悪くなり、入学できる高校がなくなってしまうのでは?」という不安を、多くの親御さんが感じられているのではないでしょうか。

 

続く。

 

IMG_8992

再会から❸

2018/05/31

彼の言葉から気付かされること。それは、何かに没頭することが辛い状態の自分を救い、沈んだ気持ちを再浮上させるための有効な方法だということです。

 

周囲の大人は、自分の経験のコレクションをもとに、気の利いた言葉を探し出そうとします。しかし、その言葉は子どもに伝わっていないことの方が多いようです。

 

それより、子どもが没頭しやすい環境を作ってあげることが重要であると言えます。

 

子どもが没頭しやすいものは、ゲームやマンガ、アニメや動画などです。ただ、親御さんからは、ゲーム依存などを心配する声が聞こえてきます。

 

この活動報告でも以前に書きましたが、本当にしんどい時と、そうではない時を区別して考えるべきです。

 

一般的には、ゲームをする時間に関してルールを決め、それを守ることは大切です。元気な状態である時ならば、ルールを守らなければ何かのペナルティも時には必要かもしれません。

 

反対に、しんどい時はゲームであれ何であれ、好きなものに没頭させてあげることを最優先にすべきです。没頭することが、直接的に依存へ結びつくとは到底思えません。

 

それは、回復することによって、ゲーム以外の何かに注意を向けやすくなる事例が多いからです。

 

今回の彼との再会は、「好きなものに没頭すること」の重要性を改めて意識させられた時間でした。

 

IMG_1302

再会から❷

2018/05/30

「大学に入り、22歳になった今の自分にとっては、中学時代の辛かった2〜3年は今までの人生の一部、22分の3ぐらいにしか感じません。

 

でも、あの当時は本当に苦しくて、感覚的に1分の1と言うか、あのしんどい時間が人生の全てのように感じていたんです。本当に先のことを考える余裕が全くありませんでした。

 

だから『中学時代なんて、人生のほんの一部だよ。世界はもっと広がっていくから』と周りの大人から言われても、よく分かりませんでした」

 
では、当時の彼はどんな言葉をかけて欲しかったのでしょうか?

 

彼いわく、「おそらく、今考えても、当時の僕にかける言葉はなかったように思います。強いて言うなら、『好きなことに没頭してください』という言葉でしょうか。

 

僕の場合は、マンガに没頭していました。好きなマンガに没頭できている間は、学校のことを考えなて済みます。また、高校に進学後、新しい友達を作れた理由の一つは、共通の好きなこと、趣味があったからです」

 

続く。

 

562DDD66-95FE-4770-B96E-0EB7A1BC75A8

再会から❶

2018/05/28

先日、数年前に教え子だった男子大学生と、数年ぶりに会って話をする機会がありました。

 

彼は、中学に入学後まもなく通学できなくなり、それ以降、中学卒業まで学校へ通うことは全くなく、卒業式にも出れませんでした。

 

高校受験をして全日制高校へ進学した後は、順調に高校生活を過ごし、大学へ進学しました。そして、大学4年生になったこの春からは就職活動をしながら、資格取得の勉強をしているそうです。

 

彼は、学校へ行けなかった当時、周りの大人から次の言葉をかけられたそうです。

 

「今、あなたが見えている世界は、この世の中のほんの一部でしかないんだよ。これから高校進学・大学進学・社会人として就職と進むにつれて、見える世界はまだまだ広がっていくから。だから今苦しんでいても、きっと大丈夫だから」

 
しかし、今なら共感できるこの言葉も、当時の彼はこの言葉に全く共感できなかったそうです。

 

続く。

 

38F3F181-F4E9-4CB4-94F1-8F771EC57464

次回のcoconoma カフェ

2018/05/26

次回の『coconoma カフェ』は、あさって28日の月曜日に開かれます。

 

「coconomaカフェ」は、学校が苦手、不登校、行きしぶり、そんなお子さんを持つ親御さんが交流できる場所です。

 

「親の会よりも敷居が低いので、誰でも気軽にふらっと立ち寄れます」と、coconomaカフェの渡邊さん。

 

毎回、お茶やお菓子を味わいながら、リラックスして過ごせる居場所です。

 

ふらっと気軽に足を運んでみませんか。

 

【場所】金沢市小橋町2-17 ゲストハウス「KANAZAWA旅音」1階
【日時】5月28日(月)13:00〜15:00
【料金】300円(場所代として)
【問い合わせ】 coconomacafe@gmail.com (わたなべ)
【ホームページ】 https://www4.hp-ez.com/hp/coconoma

 

8D4ED4E1-C277-4214-84B3-FB5A9DB7E971

 

 

来週開催される『親の会』のご案内

2018/05/26

来週6月1日の金曜日午後2時から、金沢市の「おーぷんはうす」でお茶会が開かれます。

 

いつもながらの暖かい雰囲気の中、ゆったりと話を聴いて頂ける会です。

 

今年で29年目をむかえる会ならではの安心感で、どんな内容の話にも、過去の事例をもとに親身に対応してくれます。

 

また、親御さんだけでなく、子供たちの参加も多い会ですので、子供目線での話を聴けるメリットもあります。

 

お好きな時間に、ぶらりとお立ち寄りください。

 

6月1日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町1丁目(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時ごろ
会費:300円
電話:090-5175-5432(工藤)

 

6AC6A87D-0603-42FA-AF72-A2D7ECC37B37

通信制高校の選び方❸

2018/05/25

また、入学後、生徒や親御さんの相談に関する対応は、学校によって差があります。

 

例えば、私立のある学校は、先生が一名しか常駐していません。その場合、生徒たちの相談にきめ細かく対応するのは難しいかもしれません。

 

反対に、公立や私立の一部は、複数名の先生が常駐し、定期的に生徒や親御さんと面談する機会を設けて、悩み相談や進路相談などに応じています。

 

親御さんの立場で考えれば、いざという時、丁寧に相談に応じてくれたり、すぐに電話が繋がり話を聴いてもらえるようなサポートは、間違いなく入学後の安心感につながります。

 

ただし、私立の場合は、カウンセリングや進路相談などの手厚いサポートが、学費に反映されている面もあります。

 

私立に関して言えば、「高校卒業証書さえ取得できれば良い」というのであれば、なるべく学費が安く卒業しやすい学校を選択するのも一つです。

 

一方で、卒業後に大学・短大などの進学を希望したり、在学中にボランティアなど様々な活動の体験を望むのであれば、学費が高くても将来への投資と考えて選択するというのも一つです。

 

大切なことは、それぞれの生徒に合った学校を選択するために、正しい情報を集めることです。資料請求はもちろん、希望する学校へ足を運んで話を聞くことも重要です。

 

みんなの家庭教師でも、現在通信制高校へ通学されている生徒や、その親御さんからの声をお伝えできます。また、生徒のニーズに応じた学校選びのアドバイスも行なっております。通信制高校の入学や編入をお考えの際は、ぜひ一度お問い合わせください。

 

IMG_4061

通信制高校の選び方❷

2018/05/24

「公立(泉丘通信制)と私立では、どんな点に違いがあるのか?」と聞かれた場合、一番大きい点は『学費』です。合計3年間での学費ともなると、公立の学費は圧倒的に安いです。

 

また、通信制高校は公立私立を問わず、定期的に各教科のレポートを提出する必要があります。公立のレポートは、私立のそれに比べると問題数が多く、記述問題も多めです。

 

加えて、厳密な提出期限があり、それを遵守しなければテストの合格ラインが40点から50点になり、単位取得のためのハードルが上がってしまいます。

 

一方で、私立のレポートは問題数が少なめで、難易度が低いのが特徴です。テストも公立に比べれば易しめと言えます。また、私立の中には、テスト自体を設けず、代わりに提出物や成果物を提出するような学校もあります。

 

その他には、公立はレントゲンや採血、歯科検診などの定期健康診断が学校で受診できるのに対して、私立は生徒それぞれが実費負担で医療機関へ行かなければなりません。さらに言えば、定期健康診断がない学校もあります。

 

そういう意味で、しっかりした定期健康診断を受診できる学校は、親御さんに安心感を与えてくれるのではないでしょうか。

 

続く。

 

308BD5E9-648B-49DB-B117-98780A9EC918

カテゴリー別アーカイブ

通信制高校サポート校 リモート家庭教師 吐露カフェ メイクフレンズ みんなの家庭教師とは みんなのQ&A