活動報告

書籍案内『不登校だっていいじゃないか!』

2016/12/08

今回は、『不登校だっていいじゃないか!』をご紹介します。

 

『不登校だっていいじゃないか!』の著者は、金沢星稜大学人間科学部の高賢一教授です。高教授は、30年間、子ども・親・教員のカウンセリングを続け、不登校だけでも3000件を超える事例に向き合ってきた方で、学校心理士スーパーバイザーでもあります。

 

この本のタイトル『不登校だっていいじゃないか!』から、不登校を推奨していると思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

実はそうではなく、「まずは不登校をしっかり受けとめることから、スタートして欲しい」という著者の願いが込められています。

 

不登校をきちんと受けとめることができないと、家族関係や夫婦関係、学校と家庭の関係にも支障をきたすことが多いからです。

 

この本の特徴として、Q&Aの形式で30項目から成る「親としてできる子どもへのサポート30」や、読むと勇気づけられる「悩む親たちへのアドバイス」などがあり、とても分かりやすく、具体的な行動指針となるように編集・制作されています。

 

書籍のサイズも手に取りやすい文庫本サイズとなっており、気軽に読むことができます。

 

社会全体が不登校をしっかり受けとめることができて初めて、不登校の問題は本当の意味で改善へ向かうのかもしれません。

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2016/12/07

来週12月16日の金曜日午後2時から、金沢市の「おーぷんはうす」でお茶会が開かれます。

 

いつもながらの暖かい雰囲気の中、ゆったりと話を聴いて頂ける会です。

 

27年間継続してきた会だからこその安心感で、どんな内容の話にも親身に対応してくれます。

 

また、親御さんだけでなく、子供たちの参加も多い会ですので、子供目線での話を聴けるメリットもあります。

 

お好きな時間に、ぶらりとお立ち寄りください。

 

なお、おーぷんはうすは、11月23日、金沢市文化ホールにて、『金沢市ともしび賞』を受賞されました。金沢市ともしび賞とは、長年にわたり、福祉奉仕活動を続け、地域の福祉の向上に著しく貢献していると認められる個人又は団体の功績を讃えるものです。

 

12月16日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時ごろ
会費:300円
電話:090-5175-5432

 

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また、小松市では、同じ日の12月16日の金曜日に、午後7時30分から「親の会  KO-まつ」が開かれます。

 

「えいむ石川」は12月から「親の会 KO-まつ」へと名称が変更になりました。場所は今までと同じですが、開始時間が午後7時30分〜になります。また、会費は500円から100円になり、非常に参加しやすくなりました。ご夫婦で参加されたとしても、合計200円です。

 

会の雰囲気や参加される親御さんたちも、「えいむ石川」を引き継いでいますので、今までに参加されたことがある親御さんたちも安心して参加できます。

 

 

「親の会 KO-まつ」は、「子供を待つ」と「小松」の二つの意味がかけられています。

 

親はつい先回りして、子供にいろいろ言ってしまいがちです。でも、それが子供の気持ちに沿ったものでないと逆効果になります。「親の会  KO-まつ」は、「子供を見守り、子供を待つ意識を保つこと」が、子供が元気になるために必要であると考えています。

 

先月に初めて参加された親御さんは、「初参加でしたが、親切に温かく迎えて頂いたので、とても話しやすかったです。また参加したいと思います」と話されていました。

 

ぜひ、ご都合の良い時間帯にご参加ください。

 

12月16日(金)「親の会 KO-まつ」
場所:小松市こまつまちづくり交流センター
時間:午後7時30分〜午後10時
会費:100円
電話:090-5175-5432

 

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「不登校に対する支援」について❸

2016/12/06

不登校になると、生徒さんはもちろん親御さんも、将来に関して不安になります。

 

なぜなら、「学校に行けない」=「高校や大学に進学し、会社員になれる道、つまり生きていくための道が閉ざされてしまうのではないか?」と、漠然と考えてしまうからです。

 

ところが、世の中には多くの職業が存在し、会社員でない人々も多くいらっしゃいます。技術があれば、学歴をあまり重要としない職業もあります。本当にたくさんの生き方、「道」があるのです。

 

みんなの家庭教師では、「職業を知ろう!」を通して、様々なプロフェッショナルをご紹介しており、今後も順次ご紹介していく予定です。

 

「職業を知ろう!」で登場するプロフェッショナルのインタビューを通して、世の中には多くの選択肢や生き方があることを生徒さんに理解して頂き、そこから希望を見出し、将来の目標をつかむ手がかりになれば大変嬉しいです。

 

みんなの家庭教師では、勉強を教えることはもちろん、今後も様々な形で不登校に対する支援をおこなっていきます。何かご要望がございましたら、電話やメールでご連絡ください。

 

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「不登校に対する支援」について❷

2016/12/05

もう一つは、学習面に関する支援です。LINEを使った添削指導では、一人一人の生徒さんの状態を考慮し、無理なく継続できるように心がけております。しかも、料金は完全無料です。

 

例えば、計算問題一問から始めて、徐々に二問三問と増やしていったり、同様に漢字や英単語も少ない量から始めて少しずつ増やしていくことが可能です。「継続」が自信につながり、好循環の源になります。

 

 
その他に、不登校の生徒さんの社会性を補うために「メイクフレンズ」を、親御さんが精神面で孤立しないように「親の会ふたり」を実施しています。

 

「メイクフレンズ」とは、学校やフリースクールへ行けない生徒さんの社会性を補うために、同じような趣味を持った同年代どうしを結ぶ取り組みです。複数の同年代と関わることは苦手でも、「話が合う同年代と一対一なら大丈夫」という方向けです。

 

「親の会ふたり」とは、諸事情により、不登校の親の会に参加できない親御さんが、精神的に孤立してしまわないように、親御さんどうしを一対一でつなぐ取り組みです。カフェなどでお茶を飲みながら、気軽に情報交換して、気分転換することが可能です。「同じ苦しみを持った人が、そばにいるだけで癒される」とは、多くの親御さんが言われた言葉です。

 

みんなの家庭教師は、不登校の生徒さんが早く元気になるためには、「親御さんの子供に対する関わり方が大切である」と考えております。親御さんの子供への接し方に余裕やゆとりが生まれれば、それに伴って子供も元気になり、前進していく事例が多いです。

 

続く。

 

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「不登校に対する支援」について❶

2016/12/04

みんなの家庭教師では、不登校の生徒さんや、その親御さんに対する様々な支援をおこなっております。

 

一つは、料金面についてです。他の家庭教師協会や進学塾と違い、入会金や違約金はありません。また、指導当日のキャンセル料金も一切発生しません。

 

不登校の生徒さんの中には、精神面において調子の波があり、急に辛い状態になる方が多くいらっしゃいます。そのため、指導直前にキャンセルになることも珍しくありません。また、生徒さんによっては、契約途中で家庭教師との勉強を継続することが困難になってしまうこともあります。

 

したがって、親御さんは、当日キャンセルした場合のキャンセル料金、継続できなかった場合の違約金への不安で、家庭教師を始めること自体に、二の足を踏んでしまいがちです。

 

一般的に、不登校になった生徒さんが少し元気になってくると、徐々に「勉強してみようかな」という気持ちが出てきます。でも、そんな時に学力をつけるための選択肢が少ないと、せっかくの勉強に対するヤル気も削がれてしまいかねません。

 

みんなの家庭教師では、不登校に対する支援として、入会金や違約金、そしてキャンセル料金は一切頂いておりません。どの生徒さんでも安心して勉強を始めることができますし、しんどい状態の時は気兼ねなく休むことができるようにしております。

 

続く。

 

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来週開催される「親の会」のご案内

2016/12/03

来週、12月10日の土曜日に、金沢市の教育プラザ富樫にて、「やすらぎの会」が開催されます。

 

アドバイザーとして、金沢星稜大学の高賢一教授が来られ、丁寧に話を聴いて頂けるので、親御さんは安心してお話をすることができます。

 

ゆったりとした居心地の良い空間で、日頃のモヤモヤを吐き出しましょう。

 

また、同じ苦しみを持つ他の参加者の事例を知ることで、癒され、勇気づけられ、前向きになって帰宅できます。

 

不登校(行きしぶりを含む)やひきこもりで悩まれている親御さんであれば、誰でも会に参加できます。当日参加もOKですし、ご都合の良い時間帯だけの参加も可能です。

 

お気軽にご参加ください。

 

 

場所 : 金沢市富樫3丁目10番1号 教育プラザ富樫

時間 : 午後1〜4時

会費 : 会員200円、非会員500円

問い合わせ : やすらぎの会 事務局  miyakoyo@hotmail.co.jp

 

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【講演会のお知らせ】石川県の若者たちの今後に大人ができることはあるか?

2016/12/02

来週、12月10日の土曜日午前10時から、金沢市教育プラザ富樫にて講演会が開催されます。

 

講師は、長年ワンネススクールのスタッフをされた後、現在は神奈川県小田原市のサポートステーションで相談員をされている川上泉さんです。

 

神奈川県での取り組みに関する話を聴きながら、ここ石川県で私たちに何ができるかを、一緒に考える機会にして見ませんか?

 

13時30分からは、ワンネススクール金沢校舎にて川上泉さんを囲んでの座談会もあります。
※定員10名ほど(当日の申し込み順とさせて頂きます。)

 

講演会は参加費無料、申し込み不要です。
お気軽にご参加下さい!

 

 

【日時】2016/12/10(土) 10時~12時(開場9時30分)
【場所】金沢市教育プラザ富樫 121研修室
(〒921-8171 金沢市富樫3丁目10番1号)
【参加費】無料
【申込み】必要なし
◆13時半からワンネススクール金沢校舎にて講師の川上泉さんを囲んで座談会もあります!

 
【講師プロフィール】
・川上 泉(かわかみ いずみ)
神奈川県西部地域サポートステーション相談員、高校連携担当。電話や面接での相談も行う。石川県ではNPO法人ワンネススクールに8年間勤務、自分を見つけるママの会「Snigel m.(スニーゲルマム)」を運営。

 

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『いま』を大切に生きること❷

2016/12/01

では、「今」を大切に生きることって、具体的にどういうことでしょうか?

 

たとえば、家族でどこかへ外出したり、スポーツをしたり、テレビを見て一緒に笑ったり、料理を一緒に作るなど家族との時間を充実させることも、その一つです。また、親御さんの立場で考えるなら、親御さん御自身の趣味などを楽しむことです。

 

ところが実際は、「子供が学校に行けず苦しんでいるのに、親が趣味などを楽しんでいられるか。親も何か一つ我慢するのが筋だ」と思われる親御さんは少なくないです。

 

「学校に行かないのならば、代わりに『打ち込める何か』を早く子供に見つけて欲しい、早くもっと元気になって欲しい」という親御さんの思いが、非常に強すぎるのかもしれません。そのため、どうしても親自身のことより先に、子供の方に意識が向かいやすくなります。

 

しかし、探し物と同じで、「『打ち込める何か』を見つけて欲しい」という親の意識が強い間は、子供は萎縮したり、親に反抗したりで、なかなか見つけることができません。

 

それよりも、一度それを忘れて、親御さん自身が趣味を楽しむなど、充実した毎日を過ごすことに意識を向ければ、子供も親の視線を気にせず、のびのびと過ごせます。そうなれば、親子ともに自分らしく生きること、「今」を大切に生きることになるでしょう。

 

その延長線上に、ふいに目の前に現れるものが、『打ち込める何か』なのかもしれません。

 

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『いま』を大切に生きること❶

2016/11/30

「打ち込める何かを持とう」というメッセージも、私は好きではない。そう思っている間は「打ち込める何か」は見つからないことが多いし、そんな自分が「欠けている」と思ってしまうから。むしろ「今」を大切に生きることが、人生に「打ち込む」ことだと思う。ーー「水島広子のブログ」より抜粋

 

 

不登校になり、しんどかった初期の状態から抜け出し、少しずつ元気になってくると、子供は毎日を退屈に感じ、時間を持て余すようになります。

 

親御さんも、暇そうにしてる子供に対して、「何か趣味でも見つけてくれたら」と思い始め、休みの日にいろいろな場所に子供を連れていく話は、親の会でもよく聞きます。

 

もちろん、子供がそれを望み、結果的にやりたいことが見つかり、その後の生活がより充実したものになれば素晴らしいと思います。

 

しかし一方で、「何かやりたいことないの?趣味でも見つければ?」と親から言われることに、違和感を感じる子供もいます。

 

「退屈だから何か好きなことを見つけたい」と、子供自身から言うまで、待つ姿勢・見守る姿勢が親には必要とされます。

 

精神科医の水島さんの言葉に、『「今」を大切に生きることが、人生に「打ち込む」こと』があります。

 

 

続く。

 

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たとえ『現在は』学校へ行けていても。。。❷

2016/11/29

念頭に置いておかなければならないことは、気質や耐性の程度によって、しんどくなる時期が一人一人違うということです。

 

小学生や中学生の時に普通に学校に行けていても、高校生や大学生になって行けなくなる場合もあります。また、学生時代にずっと頑張ってきた方が、社会人になって会社に行けなくなる場合もあります。

 

 

みんなの家庭教師では、勉強を教えるだけでなく、その日の生徒さんの状態に応じて、時間をどのように使うかを判断します。

 

例えば、指導する日の生徒さんの状態によっては、話を聴くことに大きく時間を割いたりします。聴くことに加えて、家庭教師自身の過去の体験や、他の生徒さんの事例も交えて話をすることで、険しかった表情も、ホッとした表情に変わることも多くあります。

 

 

「気がついたら、学校に行けなくなるくらい、しんどい状況に追い込まれていた」

 

そんな状況にさせないように、生徒一人一人の状態を丁寧に見て適切な対応をとることが、安定して学校に通い続けるために大切であると考えております。

 

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